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常備しておきたい漢方薬
カゼやケガなどの急性症状には即効性のある漢方薬を常備しておくと役立ちます。
ご自宅で常備しておくと便利な漢方薬をまとめてみました。
漢方薬は常備薬に適している
即効性が期待できる
漢方薬は長く飲んでじっくり効くイメージがあるかもしれませんが、急性期の症状にはわりと即効性が期待できます。
軽いカゼでしたら一晩で治ってしまうことも少なくありません。
漢方薬は、人が持っている回復力や病気への抵抗力をうまく引き出して治すのも特徴です。
副作用の心配が少ない
漢方にはまれに、甘草や黄芩などによる副作用が報告されていますが、短期間の服用であれば大きな副作用の心配はほとんどありません。
また、急性症状に使う漢方薬の場合、症状が治まった時点で中止してもかまいません。
漢方薬の注意点
証に基づいて選ぶ
漢方薬は基本的に「証(しょう)」に基づいて選びます。
証とは、漢方理論を通じて現在の体や病気の状態を一言で表すもので、証に合った漢方薬を選ぶ方が効く可能性が高くなります。
逆に証に合わない漢方を服用すると逆に調子が悪くなってしまうこともあります。
証を考慮しないで使える漢方薬もある
一般の方が漢方薬を選ぶ時の一番のハードルになります。
ただし、漢方によっては証をそれほど考慮せずに問題のないものも存在します。
漢方の説明書には「体力に関わらず使用できる」と書かれているものがそうです。
本記事ではそのような漢方薬も含めてご紹介していきます。
湿気に注意
一度開封したものは、湿気やすくなります。
ベトベトになった漢方薬は雑菌が発生したり変質している可能性があるため、飲まないようにしましょう。
とくに、お子様に飲ませる場合は残ることが多いと思います。
長く保管したい場合は、開け口を折り返して閉じて、タッパーに入れ、冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。
おすすめの漢方常備薬
軽いカゼ・胃腸カゼ
藿香正気散
おすすめ度:
軽い普通のカゼ、胃腸カゼ(急性胃腸炎)、食あたりなどに。
梅雨時期や夏場に不調になりやすい痰湿(水毒)体質の改善にも使うこともあります。
応用範囲の広い漢方薬で持っていると便利です。
強いカゼ
柴葛解肌湯
おすすめ度:
ゾクゾク悪寒が強い、高熱、頭痛、食欲不振など、インフルエンザのような症状に使います。
漢方で言う「寒邪」が原因のカゼに使います。
金羚感冒散
おすすめ度:
悪寒が少なく、のどの痛みから始まり、粘っこい鼻水や痰、咳など。
漢方で言う「熱邪」が原因のカゼに使います。
そのため夏カゼに使う機会が多いです。
腹痛
安中散
おすすめ度:
お腹を温めて急な胃痛を和らげます。
また、安中散に含まれるウイキョウの成分は、アニサキスに効果があるという報告もあります。
打撲
治打撲一方
おすすめ度:
打撲、骨折、捻挫の治りを早くします。
虫刺され・やけど・切り傷
神仙太乙膏
おすすめ度:
蚊による虫刺され、軽い湿疹には効果てきめんです。
軽いやけどや切り傷にも使えます。
色は黄色で、カレーのようなにおいがあります。
紫雲膏
おすすめ度:
最もポピュラーな漢方塗り薬。独特の香りのする赤色の軟膏です。
紫雲膏は、保湿作用や皮膚の再生を促す働きがあり、軽いやけどにすぐ塗っておくと治りが早いです。
虫刺されには神仙太乙膏がおすすめです。
乗り物酔い
五苓散
おすすめ度:
痰湿(水毒)を改善し、乗り物酔い防止に使われることが多いです。
旅行の数日前から飲んでおくと酔いにくくなることが多いです。
小半夏加茯苓湯
おすすめ度:
ムカムカする吐き気や嘔吐する時に飲むと、症状がましになります。
二日酔
五苓散
おすすめ度:
ビールをガブガブ飲みすぎて、水分を摂り過ぎた場合に良いです。
余計な湿(水毒)を取り除く漢方薬です。
参照>>乗り物酔い
黄連解毒湯
おすすめ度:
日本酒、ワインのようなアルコール高めのお酒を飲みすぎた場合に良いです。
黄連解毒湯は、とても苦みの強い漢方薬です。
苦味は熱を冷ます働きがあり、漢方ではアルコールは熱と考えるため、苦味でアルコールによる二日酔いを防止します。
熱中症
生脈散
おすすめ度:
汗のかきすぎによる体力の消耗に使います。
とくに津液(水分)と気(エネルギー)を補う働きがあります。
3種類のシンプルな生薬構成が鋭い効き目を表します。
病後の疲労回復や熱中症予防におすすめ
ネット販売していない商品のためご希望の方は直接ご相談ください。
1日分(2包):330円
1箱(60包 30日分):9,240円
(税込)
白虎加人参湯
おすすめ度:
汗をたくさんかき、喉が渇いて顔が赤くなる、軽い熱中症のような症状に使われる漢方薬です。
体力中等度以上で,熱感と口渇が強いものの次の諸症:のどの渇き,ほてり,湿疹・皮膚炎,皮膚のかゆみ
【用法・用量】
次の1回量を1日3回食...
運動後の疲労回復
運動後は、気・血が減っているため倦怠感を感じます。
下記の漢方薬で回復を早めます。
生脈散
おすすめ度:
運動によって汗をたくさんかいた後の疲労倦怠感に。
参照>>熱中症
十全大補湯
おすすめ度:
登山など、より激しい運動後には、気と同時に血も増やす十全大補湯のほうが良いでしょう。
十全大補湯は、気と血を増やす漢方薬で、大病後の体力回復にもよく使われます。