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【常備薬におすすめ】熱感・のどの痛みを伴うカゼの初期に金羚感冒散・錠

金羚感冒散(きんれいかんぼうさん)・金鈴感冒錠(きんれいかんぼうじょう)は小太郎漢方製薬から販売されているかぜ薬です。

成分の似た漢方薬に他のメーカーから銀翹散(ぎんぎょうさん)・涼解楽(りょうかいらく)・銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)などの名前でも販売されています。

金羚感冒散は、銀翹散に熱を鎮める羚羊角をさらに加えたものです。

個人的にも柴葛解肌湯、藿香正気散と並びおすすめの常備薬の漢方薬です。

すぐに欲しい方はこちらをご覧ください。

目次

悪寒が少なく、のどから来るカゼに

金羚感冒散は風熱邪(ふうねつじゃ)が原因のカゼに使います。

自然界の6種類の邪気の一種である風邪(ふうじゃ)は良く別の邪気を引き連れてきます。風邪が熱邪を引き連れてきたのが風熱邪です。

風熱邪の症状は、寒気(悪寒)を感じることはあまりなく、のどの痛みや発熱で、口渇、頭痛も見られることがあります。

発熱がなくても、ちょっと喉が痛んでこれからカゼをひきそうな感じがするなあという時に飲んでおくとそのまま治ってしまうこともあるので個人的に重宝しています。

かぜは,悪寒,発熱,頭痛や鼻,ノドなどに炎症を伴う疾患で,一般にかぜ症候群といわれます。漢方では寒けが強く,うすい鼻水や痰がタラタラと出て,節々が痛いときは「傷寒(しょうかん)」といい,熱っぽく(発熱),ノドが赤くはれて痛み,痰や鼻水が粘り口が渇くときは,「温病(うんびょう)」といいます。
 金羚感冒散は,温病の諸症状に用いられる代表的なお薬です。寒冷(冷え)より,熱が原因となるかぜですので,夏かぜの諸症状にもよく応用されています。

金羚感冒散 添付文書より
このような症状におすすめ
  • 悪寒(寒気)がほとんどない
  • のどが赤く痛い
  • 体がほてって熱っぽい
  • 口が渇く
  • 鼻水や痰が粘る

散剤と錠剤の2パターンがある

金羚感冒散と金鈴感冒錠の違いは、散剤(粉薬)と錠剤の違いです。

どちらも1日当たり同じ成分量ですので効果は変わりありません。

散剤は細粒でサラサラしており飲みやすいです。当店では1日分単位で販売しています。

粉薬が苦手な方は錠剤がおすすめです。ただし1回8錠服用する必要があるのと、1瓶3日分での販売単位となります。

多く購入するのであれば散剤の方が価格は安くなります。

散剤と錠剤の違い
  • 1日当たりの成分はどちらも同じ
  • 錠剤は1箱3日分単位での販売
  • 散剤は1日分から小分け販売可能
  • たくさん買うなら散剤の方がお得

効能効果と用法用量

効能・効果

かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛

用法・用量

散剤

年齢1回量1日服用回数
成人(15歳以上)1包または2.5g3回
15歳未満7歳以上1/2包または1.3g
7歳未満5歳以上1/4包または0.6g
5歳未満服用しないでください

錠剤

年齢1回量1日服用回数
成人(15歳以上)8錠3回
15歳未満7歳以上4錠
7歳未満5歳以上2錠
5歳未満服用しないでください

注意点

5歳未満は使用できないことになっています。

また、冷やす働きを持つ生薬が多く含まれているので、まれにですが胃腸が弱い人は胃もたれ等を起こすことがあります。ただし服用期間は短いので大きな心配はいりません。

説明書の注意点は次の通りです。

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
短期間の服用にとどめ,連用はしないでください
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦または妊娠していると思われる人。
 (3)体の虚弱な人(体力の衰えている人,体の弱い人)。
 (4)胃腸の弱い人。
 (5)高齢者。
 (6)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
 (7)次の症状のある人。
  むくみ
 (8)次の診断を受けた人。
  高血圧,心臓病,腎臓病
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:吐き気,食欲不振,胃部不快感

 まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。

3.5~6日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

添付文書より

他のメーカーとの違い

小太郎漢方は国内で初めて漢方エキス製剤を商品化した老舗企業です。エキス剤の作り方にはとくにこだわっており、他メーカーの漢方薬と比較して濃度(エキス量)が高いものが多いです。

また添加物に乳糖を含まないため、乳糖不耐症の方も安心してお飲みいただけます。

商品名1包中に含まれるエキス量添加物
金羚感冒散
(小太郎漢方)
5.92g含水二酸化ケイ素,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸マグネシウム
銀翹散A
(クラシエ)
5.9gヒドロキシプロピルセルロース,乳糖,ケイ酸Al
イスクラ涼解楽T (イスクラ)4.7g乳糖,ステアリン酸マグネシウム
銀翹解毒散
(松浦)
4.3gトレハロース、メタケイ酸アルミン酸Mg、ヒプロメロース、軽質無水ケイ酸、トウモロコシデンプン

いずれも使っている生薬の種類と量は同じです。

悪寒が少なく、のどの痛みや熱感がある時にすぐ飲めるように、金羚感冒散・錠を常備薬として置いておくのがおすすめです。

なお本商品はメーカーとの取り決めによりインターネット販売をしておりません。

遠方等の理由でご購入希望の方は一度お問い合わせください。

錠剤(3日分)

粉が苦手な方におすすめです。

粉(1日分~)

粉タイプはお求めやすいように1日分から販売しております。

10日分以上は錠剤よりもお得です。

1箱の場合はさらにお得になります。

他におすすめの常備漢方薬

下記は悪寒を伴うカゼにおすすめの漢方薬です。

【柴葛解肌湯】インフルエンザのような強い症状におすすめ
強い悪寒+高熱・関節痛・頭痛などがあるとき

【麻黄附子細辛湯】普段から冷え性の方におすすめ
悪寒+だるくて眠い・のどが痛む・あまり発熱しない

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