〔事例20〕つわり 20代女性

もともと別の症状で当薬局をご利用いただいていており自然妊娠された方です。

胃腸はそれほど丈夫でなく、吐き気を催しやすい体質のためつわりを心配し、予防的に漢方薬をご希望されました。

これまで飲んでいた漢方は中止し、安胎の漢方薬+つわりを軽減する漢方薬に切り替えました。

脾気虚弱で痰飲が溜まりやすい傾向にある体質の方です。つわりに対しては小半夏加茯苓湯と吐き気止めの生薬をお渡ししました。

2週間後
つわりは出たり治まったりとのことで、小半夏加茯苓湯を半夏厚朴湯に変更。さらに吐き気が強い時に五苓散をお渡し。

1か月後
「つわりはかなりましだが、空腹時に気持ち悪くなる。げっぷが良く出る。」

半夏厚朴湯を茯苓飲合半夏厚朴湯に変更。

1か月後
「ゲップは少しましになった。ただ前の漢方薬の方が飲みやすい気がする。」
半夏厚朴湯に再度変更。

1ヶ月後(妊娠17週目でつわり時期終了)
「つわりマシになった」

現在は、安胎薬のみを継続していただいています。

漢方薬代:1ヶ月13,200円

参考記事:つわりと漢方薬

漢方薬だけで完全につわりを抑えることは難しいものの、ある程度症状を軽減できる可能性はあります。

  • 体質や症状の程度により、使用する漢方薬や症状改善までの時間には個人差がございます
  • 掲載希望されない方の相談事例は掲載しておりません
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