カゼの後に残るしつこい咳や熱中症に竹葉石膏湯

2024年1月18日

竹葉石膏湯についてご紹介します。

（１日分から販売しております↓）

体の熱を冷まし、潤しながら咳や吐き気を鎮める働きがある

竹葉石膏湯は、体の熱を冷まし、潤しながら咳や吐き気を鎮める働きがあります。

カゼやインフルエンザ・気管支炎・肺炎などの治りが遅く、高熱と発汗によって体の水分を消耗し、解熱後もまだ体に熱感があり、吐き気や咳が残るような症状のために作られた漢方薬です。

原典は漢方の古典である「傷寒論」です。

体の水分やエネルギーを消耗しているため、痰が少ない咳（空咳）のほか、口やのどの渇き、食欲不振、吐き気、倦怠感、息切れなどを伴うことがあります。

暑さにより汗をたくさんかきすぎて体の水分を大きく消耗した熱中症にも適します。咳が無くても使用できます。

ただし、熱中症の初期までです。少しでも危ないなと思ったら西洋医学の治療を優先します。

体力虚弱で、かぜが治りきらず、たんが切れにくく、ときに熱感、強いせきこみ、口が渇くものの次の諸症：からぜき、気管支炎、気管支ぜんそく、口渇、軽い熱中症

1日3回服用します。

年齢に応じて下記の通り量を調節します。なお生後3ヵ月未満の乳児は服用しないこととなっています。

［年齢：1回量］（1包：2g）
大人（15歳以上）：1包または2.0g
15歳未満7歳以上：2／3包または1.3g
7歳未満4歳以上：1／2包または1.0g
4歳未満2歳以上：1／3包または0.7g
2歳未満：1／4包または0.5g

1ヵ月位（からぜきに服用する場合には5～6日間）服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師，薬剤師または登録販売者に相談することとなっています。

甘草が入っているため、偽アルドステロン症の症状に注意が必要です。手足のしびれや脱力感、むくみ、筋肉痛などがあれば中止して購入元にご相談ください。

竹葉石膏湯は麦門冬湯や白虎加人参湯とよく似ています。

竹葉石膏湯…竹葉と石膏が主薬となっており、熱を冷ます働きと潤す働きが強い。高熱を出して解熱した後も熱感が残り、咳や口の渇きも強い場合に使う。

麦門冬湯…竹葉石膏湯から竹葉と石膏を取り、気を補う大棗を追加した内容。竹葉石膏湯ほど熱症状が強くない場合に使う。

白虎加人参湯…竹葉石膏湯から竹葉、麦門冬、半夏を取り、知母を加えている。竹葉石膏湯よりも熱を冷ます働きが強い。咳は無く、熱感、口の渇き、発汗が激しい場合に使う。

唯一、小太郎漢方よりエキス剤が販売されています。

小太郎漢方の匙俱楽部商品のため、インターネット販売はしておりません。ご希望の方はお気軽に一度ご相談ください。