流れを活する「活流片(かつりゅうへん)」

2024年3月、「活流片(かつりゅうへん)」が栃本天海堂より販売されました。錠剤型の栄養補助食品です。

目次

原材料

「活流片」の名前通り、漢方の視点から見ると、気・血の流れに関係する生薬が豊富に含まれています。

原材料名
  • 還元麦芽糖(国内製造)
  • 三稜末
  • ガジュツ根茎末
  • サンザシ果実末
  • 未成熟ミカン果皮末
  • ヒル乾燥粉末

各材料の解説

気・血を巡らせる生薬

山稜(さんりょう)・莪朮(がじゅつ)は気血の巡りを良くし、ヒル(水姪)は血の巡りを良くします。

これらは、とくに強く血を巡らせる「破血薬」に分類され、血の滞りが原因とされる疾病に中国では良く使われています。

山楂子(サンザシ)は、気血の巡りを良くし、未成熟ミカンの皮(青皮)は気の巡りを良くします。

破血

山稜・ガジュツ・ヒル(水姪)

行気

サンザシ、未成熟ミカンの皮(青皮)

気を巡らせることで、血を巡らせる働きを高めている

気は血の帥(すい)と呼ばれ、気は血を動かすエネルギーとされています。つまり血を巡らせるためには気の働きも重要です。

山楂子や陳皮を加えているのは気を巡らせて血を巡らせる働きを高めるためです。

血を巡らせる漢方薬に合わせて使う機会がありそうです。

すべて「末」を使用

末とは、生薬をそのままつぶして粉末にしたものです。

一般的な漢方薬のエキス剤と違い、ダイレクトに生薬を体に取り込めるので、少量でも生薬の働きを実感しやすくなります。

内容量と召し上がり方

【内容量】
1袋:225粒

【召し上がり方】
栄養補助食品として、1日3~15粒を目安に水またはぬるま湯にてお召し上がりください。

この召し上がり方だと、1袋あたり15~75日分です。

値段

1袋:6,696円(税込)

1日あたり90円~440円が目安です(1日3~15粒の場合)。

飲まない方が良い人

強い活血作用があるため、妊娠中の方は控える方が良いです。

また、気血を巡らせると気血を消耗してしまうため、気血の少ない方(疲れやすい方、弱っている方)はこれ単独で飲まない方が良いでしょう。

飲みやすい味

錠剤であることに加え、漢方特有の風味が抑えられているため飲みやすくなっています。

実際に、メーカー担当者からサンプルを試食させていただきましたが意外な味でした。

山稜・ガジュツ・ヒル・青皮の苦み、サンザシは酸味がある生薬だからです。

口の中に含んでも苦みはほとんど感じられません。むしろ、わずかに甘味を感じられました。

メーカー担当者によると、飲みやすいように味にも工夫したとのことです。

販売しているところ

栃本天海堂と取り決めを交わした漢方薬局などで購入できます。もちろん当店でも取り扱っています。

ネット販売はメーカーとの取り決めにより禁止されているため、気になる方は直接ご相談ください。

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