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ゲンノショウコ茶の効能

ゲンノショウコ

ゲンノショウコは日本ではセンブリなどと並んで代表的な民間薬です。

今回はゲンノショウコについてご紹介します。

目次

ゲンノショウコとは

ゲンノショウコは日本各地の日当たりの良い道端や野原などに自生するフウロソウ科の植物です。

花の色は白色や淡紅色などがあり、西日本では淡紅色、東日本では白色が多いです。

「すぐ効く」ことが名前の由来

ゲンノショウコという名前の由来は「現之証拠」、つまり証拠(効果)がすぐに現れることから名づけられています。

その即効性からイシャイラズ、テキメンソウ、タチマチグサなどの別名があります。

その他「玄草」とも呼ばれます。

薬効と成分

ゲンノショウコは、整腸剤として下痢・便秘に良く使われます

ゲンノショウコに含まれる主な成分にはタンニンであるゲラニインがあります。タンニンとは、植物に含まれているタンパク質や金属イオン等と結合して結晶を形成する化合物のことを指します。

タンニンは渋みを持ち、収れん作用(引き締める働き)と言って下痢止めとして西洋薬でも使用されています(タンニン酸アルブミン等)。

ただしゲラニインは下痢止めだけでなく量により便秘にも効果を表します。

その他ゲラニイン以外にもクエルセチン(ケルセチン)、ケンフェロールなど含みます。

採集する場合の注意

7-8月頃の開花する時期に採集します。

開花期に採集する理由の一つが、開花期には有効成分であるゲラニインを多く含んでいるためです。

もう一つはの理由は、葉の形が似ている有毒なキンポウゲ科(ウマノアシガタ、キツネノボタン)と区別するためです。これらの花の色は黄色で判別しやすいです。

ウマノアシガタ(有毒)

採集したら水洗いし、日陰で乾燥させ適当な大きさに刻んで密閉容器で保存します。

ゲンノショウコ
乾燥させたゲンノショウコの刻み

使い方

煎じてお茶にして服用します。

下痢止めには20g程度の多めの量を使用し、じっくり時間をかけて煎じます。

便秘には5-10g程度に減らして20分ほど煎じます。またハブ茶も合わせて煎じても良いです。

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