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独活寄生丸エキス細粒G「コタロー」|足・腰の痛みやしびれに
独活寄生丸エキス細粒G「コタロー」/独活寄生丸エキス錠N「コタロー」についてご紹介いたします。
- 疲れやすく、下肢が冷えやすい。
- 四肢、腰などに慢性的で頑固な痺れや痛みがある。
- 痺れや痛み以外に耳鳴り、健忘、めまい
独活寄生丸とは
独活寄生丸(どっかつきせいがん)エキス細粒G「コタロー」/
独活寄生丸エキス錠N「コタロー」 |
(以下、独活寄生丸)は、足・腰の痛みやしびれに使われる漢方薬です。
独活寄生丸は、中国の書籍「千金方」(600年代)と「太平恵民和剤局方」(1200年代)に独活寄生湯(どっかつきせいとう)として収載されているものが原典です。
独活寄生丸は、独活寄生湯で使われている人参の代わりに党参が使われ、生姜が追加されています。
足腰の痛み・しびれの原因
中医学では、痛みやしびれの原因は「気血の巡りの悪さ」あるいは「気血の不足」とされています。
これらを引き起こす主な原因に以下のものがあります。
風・寒・湿の邪気
気血の流れを滞らせる要因に、風(ふう)・寒(かん)・湿(しつ)の邪気(以下、風寒湿邪)があります。
中医学において、外部からの病気の要因に六淫(りくいん、ろくいん)と呼ばれる6つの邪気があり、風寒湿邪はそのうちの3つです。
風寒湿邪は、経絡や筋肉・骨に入ると、気血の流れを滞らせ、痛みを起こします。
加齢や過度な運動
加齢により気血を生み出す力が弱まったり、過度な運動などで気血を消耗すると、気血の不足を招きます。
気血が不足すると、神経に栄養が行き渡らず、痛みやしびれを引き起こします。
長時間正座を続けるとしびれるのも同じ仕組みと言えます。
また、加齢に伴い腎(じん)がだんだん弱ることも原因です。
(ここでの腎は現代医学の腎臓と概念は異なります)
中医学では、腎には気血の元となる「精」が貯蔵されていると考えられており、腎の弱りは気血の不足を助長します。
加えて、腎は下半身と深く関係しているため、腎が弱ると足腰の痛みや頻尿などの症状が現れやすくなります。
効能・効果
独活寄生丸は、風寒湿邪を除き、気血や腎を補うことで、足腰の痛みやしびれを改善します。
疲れやすく、下肢が冷えやすいものの次の諸症:腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛み
若い頃は、運動をして四肢や腰を酷使しても、翌日には疲れが取れたものですが、ある程度の年齢になると脚腰の痛みやしびれが、なかなか取れないものです。
漢方では、関節・筋肉・骨などの運動器のトラブルを「痺証(ひしょう)」と呼びます。
原因は気血のめぐりが悪くなって、そこへ栄養やエネルギーを充分送れないために起きると考えます。
さらに老化や、過労が加われば、若い方でも治りにくくなってきます。
独活寄生丸エキス細粒G「コタロー」は、慢性で頑固な四肢,腰などの痛みに用いられるお薬です。
独活寄生丸エキス細粒「コタロー」添付文書より引用
なお、原典の一つである和剤局方にも次の通り書かれています。
「独活寄生湯 腎気虚弱、腰背の痛みを治す。これは冷湿地で寝て、風に当たったことが原因であり、早く治さなければ、足膝に冷えや痛みが出る。弱く疼く痛みがある、あるいは腰痛があり足が重く痺れてひきつるなら、これを急いで飲むと良い」
構成生薬
独活寄生丸は、全部で16種類の生薬で構成されています。
その名の通り、風湿邪を払う独活(どっかつ)と桑寄生(そうきせい)を主薬としています。
全体的に、風湿邪を取る生薬、温めて寒邪を取る生薬が多く含まれており、さらに、血・気、腎を補う生薬も含まれています。
これらの生薬の働きによって、痛みやしびれを取り除きます。
生薬 | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 分量 |
---|---|---|---|---|
唐独活(とうどっかつ) | 祛風湿 | 1.55g | ||
桑寄生(そうきせい) | 補腎 | 1.03g | ||
秦艽(じんぎょう) | ||||
防風(ぼうふう) | ||||
牛膝(ごしつ) | 活血 | 補腎 | ||
杜仲(とちゅう) | 補腎 | |||
細辛(さいしん) | 散寒止痛 | 祛風止痛 | ||
桂皮(けいひ) | ||||
当帰(とうき) | 養血 | |||
生地黄(しょうじおう) | ||||
芍薬(しゃくやく) | ||||
川芎(せんきゅう) | 活血 | 祛風止痛 | ||
茯苓(ぶくりょう) | 補気健脾 | |||
党参(とうじん) | ||||
甘草(かんぞう) | ||||
生姜(しょうきょう) | 散寒 |
※ピンク・赤は温める生薬。水色・青は冷やす生薬。
用法・用量
1日2回の服用です。
1日3回に比べて飲み忘れしにくいです。
成人(15歳以上):1包(3.0g)を1日2回食前または食間に服用します。
15歳未満:服用しないでください
成人(15歳以上):10錠を1日2回食前または食間に服用します。
15歳未満:服用しないでください
使用上の注意
どんな漢方薬でも、体質に合わない場合は、かえって体調を崩すことがあります。
特に暑がりの方は、使用を避けたほうが良いでしょう。
また、胃腸が極端に弱い方も、胃もたれを起こす可能性がありますので注意が必要です。
その他の注意として、甘草が含まれているため、まれに偽アルドステロン症(むくみなど)が起こることがあります。
このような症状が現れた場合は、服用を中止し、購入元に相談しましょう。
■相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)のぼせが強く赤ら顔の人。
(4)高齢者。
(5)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。
むくみ
(7)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:胃部不快感
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
4.長期連用する場合には,医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
効果はどのくらいで感じられる?
神経性のしびれは修復に時間がかかることが少なくありません。
効果が出るまで時間がかかることがあります。
まずは3ヶ月程度様子見て改善がみられるようでしたら長く続けられるのが良いでしょう。
ただし、体質に合わせて別の漢方薬を加える方が良いことも多いです。気になる方はご相談ください。
ネット販売不可商品のためご連絡ください
こちらの漢方薬はインターネットでの販売がメーカーとの取り決めにより禁止されています。
遠方等などの事情により来局困難な場合は、直接電話やメール・LINEにてお気軽にご連絡ください。
粉薬(細粒)は1日分から小分け販売可能です。