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のどの炎症・扁桃炎に「駆風解毒散エキス」

駆風解毒散エキス細粒についてご紹介いたします。

目次

喉の痛みやはれに使う

駆風解毒散は「喉の痛みやはれ」に特化した漢方薬です。

もともとの処方は中国の医学書「万病回春」に掲載されています。「痄腮(流行性耳下腺炎)で頬のあたりがはれて痛むのは風熱が原因」と書かれており、駆風解毒散は風熱邪をとる漢方薬です。

日本で販売されている駆風解毒散は、さらにセッコウとキキョウを加えて炎症を抑える働きを強めています。

炎症・痛みをとる成分が多い

駆風解毒散は、いずれも炎症や痛みをとる生薬から構成されています。

  • ボウフウ:祛風熱(赤み、熱をとる)
  • ゴボウシ:清利咽喉(のどの炎症と痛みをとる)
  • レンギョウ:清熱解毒(抗炎症)
  • ケイガイ:祛風熱(赤み、熱をとる)
  • キョウカツ:止痛
  • カンゾウ:清熱解毒(抗炎症)
  • キキョウ:利咽(喉を整える)、引経上浮(他の生薬の働きを体の上部に持ってくる)
  • セッコウ:清熱、滋潤(抗炎症、潤す)

効能・効果

体力にかかわらず使用でき、のどがはれて痛むものの次の諸症:扁桃炎、扁桃周囲炎

もともとは耳下腺炎用に作られましたが、日本では「のどの炎症止め」として応用されています。

「体力」は、日本漢方特有の表現で、現代では免疫力や抵抗力のことを指します。中医学では「正気」に該当します。

一般的に体力のある・なしは次の様なイメージです。

体力がある=抵抗力がある⇒病気にかかると症状が強く出やすい(実証)、体格ががっしりしている人が多い

体力がない=抵抗力が少ない⇒病気にかかっても戦える力が少なく症状があまり出ない(虚証)、体格は弱々しい人が多い

漢方薬の多くは、このような体力などの体質によって使い分けが必要なのですが、駆風解毒散に関しては体質は気にせず、喉の炎症があれば使える漢方薬となっています。

少しずつ飲むのがポイント

一般的な漢方薬と違い、少しずつ喉に行きわたるように飲みます。こうすることで直接の抗炎症効果も得られます。

可能であればエキス細粒を白湯に溶いて、冷やしてから口の中にしばらく含み、徐々に飲み込むのがおすすめです。

内容の似た漢方薬に響声破笛丸がありますが、こちらは声の出しすぎ等で声が出なくなった時におすすめです。

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