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紫雲膏の紹介
漢方の最も有名な軟膏と言えば紫雲膏(しうんこう)です。
江戸時代に華岡青洲が中国の医書参考にして作った軟膏です。
紫雲膏の成分
紫雲膏には5種類の生薬が含まれています。
- 紫根(しこん)
- 当帰
- ごま油
- ミツロウ
- 豚脂
紫根はムラサキの根で、解毒・解熱・殺菌の効能を持ち、肉芽の発生を促します。
紫雲膏が赤紫色をしてるのは紫根の色です。
当帰は皮膚を潤し、膿を出して肉芽の発生を促します。
残り3つは軟膏基材として、あるいは保湿作用を目的に配合されています。
独特なにおいがします。
何に効くか?
紫雲膏は、皮膚病や火傷・外傷など外科的疾患使われます。
紫雲膏は漢方の外用薬で、シコンとトウキから有効成分を抽出した軟膏です。やけど、ひび、痔の痛み、湿疹・皮膚炎などを改善します。患部の血行を促し、潤いを与え、また炎症を鎮める働きがあります。
効能効果:ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎
JPS製薬ホームページより
漢方の本を見るとほぼ万能薬と言ってよいほど応用されています。ただ漢方の軟膏の種類は限られているので昔は他に選択肢が無かった可能性もあり、どこまで実際に効くかは疑問です。
湿疹、乾癬、角皮症、水虫、うおのめ、たこ、膿痂疹、面疱(にきび)、水疱、いぼ、ひび、あかぎれ、あせも、かぶれ、わきが、円形脱毛症、尋常性白斑、白癬などの皮膚疾患、外傷(切傷、擦過傷、打撲傷)、凍傷、褥瘡、火傷、毒虫にさされたもの、潰瘍、下腿潰瘍、痔、痔ろう、脱肛、ひょう疽、びらんなどの外科的疾患に広く応用される。しみにも使われる。
漢方業務指針(日本薬剤師会)より
使わない方が良い人
次のような方は皮膚科、形成外科にかかりましょう。
(1)本剤又は本剤の成分によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)湿潤・ただれ・やけど・外傷のひどい人。
(3)傷口が化膿している人。
(4)患部が広範囲の人。
衣服への着色に注意
漢方の軟膏の弱点が色がついていることです。
ムラサキは着色料として使われ、衣服などにつくとなかなか取れにくいです。
気になる方は、ガーゼや布等にのばして貼布するか、あきらめて西洋薬を使うのが無難です。
常備薬としておすすめ
炎症止めの軟膏と言えばステロイド軟膏ですが、部位によってステロイドの強さを使い分ける必要があったり、目に入ると眼圧に影響を及ぼす可能性があったりします。
一方、紫雲膏は、衣服への着色や独特なにおいがあるものの、ステロイドを含まないので神経質にならずに安心して使えるため常備薬としておすすめです。
個人的には料理などで軽い火傷をしたときに塗ると治りが早いので重宝しています。またおむつかぶれにも効くので子供が小さい時にも役立ちました。
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