〔事例1〕胃腸炎、年配の男性

残暑が残る9月、年配の男性がゆっくりと入口から入って来られました。

昨日の夜から嘔吐、食欲が無く下痢気味。食べ物はミニトマト位しか受け付けない。明日からしばらく病院が休みなので薬を欲しいとのこと。

体温計で測ると37度を少し超える微熱。顔色は赤白く、かなりぐったり。舌は真っ白。

湿邪が入り、脾胃にダメージを与えている状態と考え、藿香正気散(かっこうしょうきさん)を4日分お渡し。湿邪を追い払い、気の巡りを良くして胃腸炎や嘔吐、下痢に良く効く漢方薬です。

翌日来局され、服用したその晩からお腹の症状は治まったと喜んでいただきました。

  • 体質や症状の程度により、使用する漢方薬や症状改善までの時間には個人差がございます
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