〔事例31〕よだれつわりと便秘 30代 女性

2人目を妊娠中。現在10週。よだれつわりを何とかしたい。

1人目妊娠時にもよだれつわりがひどく、出産時まで続いた。

冷房が苦手。やせ型。もともと胃腸は弱いほうで便秘しがち。

涎(よだれ)は「脾の液」と言われます。脾とは胃腸機能を表します。脾の働きが正常に機能しなくなると、よだれが口からあふれ出るようになります。

もともと痩せ傾向で食欲少なく冷えやすいことから、胃腸も冷えていると考えられます。そこに、妊娠によって気血の巡りが滞り脾の働きが弱まったため、よだれつわりが起こったと考えられます。よって脾の働きを温めながら高める人参湯をお渡ししました。

2週間服

「なんとなく調子良い。以前よりもかなりまし。」

便秘が気になるとのことで、もう1種類漢方薬を追加。

1週間後

「便通も改善した。」

その後は人参湯だけでよだれつわりも便通も落ち着いたとのこと。

現在は症状に合わせながら量を調節して続けていただいています。

  • 体質や症状の程度により、使用する漢方薬や症状改善までの時間には個人差がございます
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